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店主の独り言:内緒の話。

  • 執筆者の写真: 店主・油屋
    店主・油屋
  • 12月3日
  • 読了時間: 3分

こんにちは。蔵の豆の油屋です。今日はコーヒーの話というより、少しだけ「私自身の話」をさせてください。


私は栃木市で生まれ育ちました。子どもの頃の景色、季節の匂い、当たり前のようにあった人の温かさ。そういうものに、いまもずっと支えられて生きています。蔵の豆を続けてこられたのも、この町で出会った人たちのおかげです。


だからこそ最近、心の中にずっとあった気持ちがはっきりしてきました。「この町に、何かお返しができないだろうか」「次の世代の子どもたちに、栃木市のいい未来を渡していけないだろうか」そんな思いです。


いま、私はそのために、少し新しいことに挑戦しようと動き始めています。正直、まだ準備段階で、形になっていることばかりではありません。でも、準備を進めれば進めるほど、心の中ではわくわくが大きくなっていて、「こんなことができたら面白いな」「こうなったら、きっと子どもたちや町の未来にとってプラスになるかもしれない」そんな想像がふくらむ日々です。


一方で、動き始めてみてすぐに実感したこともあります。それは、自分の知識や経験がまだまだ足りないということ。分からないこと、初めてぶつかる壁、考えが及んでいなかった点。正直、情けなくなる瞬間もありました。


でも最近は、その「足りなさを知れたこと」自体が、前に進んだからこそ見えた景色なんだと思えるようになりました。何もやらなければ、きっと気づけなかったことです。そう考えると、少しずつでも進めていることが嬉しくて、「じゃあ次はここを学ぼう」「こうやって補っていこう」と、また一歩踏み出せる気がしています。


そして、何よりありがたかったのが、栃木市の先輩方の存在です。自分ひとりで悩んでいたところに、「いいじゃない、やってみなよ」「困ったら手伝うよ」と声をかけていただき、励ましや協力、応援まで頂きました。その言葉がどれだけ心強かったか、うまく言葉にできません。この町のあたたかさに、改めて背中を押された気がします。

コーヒー屋の私に何ができるのか。できることは限られているかもしれません。でも、限られているからこそ、自分の手の届く範囲から、丁寧に、真剣にやってみようと思っています。


いまはまだ詳しいことは書けませんが、もう少し整ったら、このブログでもきちんとお伝えします。そのときに、「蔵の豆って、そんなこともやってるんだね」と笑ってもらえたら嬉しいです。


私は、コーヒーの力を信じています。コーヒーは人の心を少しゆるめたり、会話のきっかけを作ったり、小さな“余白”を生んでくれる飲み物です。その力を、栃木市の未来や子どもたちのために、少しずつ形にしていけたらと思っています。

いつも蔵の豆を支えてくださっている皆さまへ。本当にありがとうございます。この町への恩返しも、私なりにちゃんと進めていきますので、引き続き見守っていただけたら幸いです。


それではまた。


蔵の豆 油屋

 
 
 

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